好景気時のリターンに期待。電機・精密ETF

こんな人におすすめ!
  • 日本の電機・精密株にまとめて分散投資したいあなたに!
  • 好景気時に良好なリターンを求めるあなたに!

 

景気敏感セクターの代表である、電機・精密セクターにまるごと投資する、NF・電機・精密(TPX17)ETF(証券コード:1625)について、指数の特徴と共に解説します。

電機・精密株の特徴

電気機器とは、文字通り電気で動く装置のことで、電子レンジなどの家庭用電化製品から発電機や変圧器などの産業用機械まで幅広いものを指します。また、精密機器とは、小さな部品で構築された精度の高い機械のことで、スマートフォンやマイクロチップなどの小型のものから、ロケットなどの大型のものまで多岐に渡ります。

電気機器や精密機器セクターは、景気敏感セクターと言えます。シクリカル銘柄、景気循環株とも呼ばれ、消費者の購買力に左右されるほか、新たな技術開発への投資が必要となるため、好景気時に株価が上がる傾向にあります。

TOPIX-17 電機・精密指数を徹底解説!

TOPIX-17電機・精密指数とは日本株市場全体の動向を表す代表指数であるTOPIXの構成銘柄のうち、電気機器と精密機器の業種に分類される銘柄で構成される株価指数です。

具体的な構成銘柄を見てみましょう。2025年5月末時点では159銘柄で構成されています。上位10銘柄の組み入れ比率は約66%で、約34%は残りの149銘柄に分散投資しています。

【図表1】 TOPIX-17 電機・精密指数の構成銘柄

TOPIX-17 電機・精密指数の構成銘柄

2025年5月末時点

(出所)Bloombergのデータを基に野村アセットマネジメント作成

【図表2】 指数の構成上位5銘柄の企業概要

銘柄
コード
銘柄名企業概要
6758ソニーグループ電子製品メーカー。電子製品を製造・販売し、関連ソリューションを提供する。テレビ、カメラ、携帯電話、オーディオ・ビデオ製品、ゲーム機器などを製造。ゲーム制作、映画制作、音楽制作、その他の事業も手掛ける。
6501日立製作所デジタル、グリーン、イノベーションを成長の柱として、金融・官公庁・通信向けITサービスやDXソリューション、エネルギー・ソリューション、鉄道システム、昇降機やビルサービス、家電・空調システムなど、広範囲に製品やサービスを展開。
6861キーエンスコンピューター導入による工場生産の自動化(FA)機器用のセンサーや制御・計測機器、ハイテクホビーなどの製造を行う。同社の製品には、光ファイバー・光電子センサーバーコード読み取り機、ラジコンカーなどを含む。
8035東京エレクトロン工業用電子製品メーカー。半導体製造機械、フラットパネルディスプレイ(FPD)製造機械、太陽光発電(PV)製造機械、電子部品などを製造する。日本、米国、台湾などの国で事業を展開。
7741HOYA光電子製品および視力補正製品、医療機器などを製造し販売する。主な製品には、半導体用マスクブランクスや液晶パネル用フォトマスク、光学レンズ、HDD用ガラスディスク、 医療用内視鏡、眼鏡レンズ、コンタクトレンズなどがある。また、情報システム構築などのサービスも提供。

2025年5月末時点
(出所)Bloombergのデータを基に野村アセットマネジメント作成

過去10年間の指数パフォーマンスを見ると、TOPIX-17電機・精密指数はTOPIXを大きくアウトパフォームしています。但し、暦年パフォーマンスを見るとTOPIXより値動きの幅(ボラティリティ)が大きい傾向にあります。過去のパフォーマンスを見ると、リターンが大きい分、リスクも高い業種と言えるでしょう。

【図表3】 過去10年間の指数パフォーマンス

過去10年間の指数パフォーマンス

期間:2015年5月末~2025年5月末、月次
※配当込み指数を使用。
(出所)野村アセットマネジメント

【図表4】 暦年パフォーマンス

暦年パフォーマンス※配当込み指数を使用。
(出所)野村アセットマネジメント

指数の配当利回りを見ると、過去5年平均は1.3%、過去10年平均は1.5%と、日経平均株価よりも低い水準となっています。電機・精密セクターは、インカムゲインよりもキャピタルゲインを狙うに適したセクターであると言えます。

【図表5】 指数の配当利回り

日経平均株価TOPIX(東証株価指数)TOPIX-17電機・精密
過去10年平均1.8%2.2%1.5%
過去5年平均1.8%2.2%1.3%

2025年5月末時点
(出所)Bloombergのデータを基に野村アセットマネジメント作成

NF・電機・精密(TPX17)ETF(1625)をチェック!

【図表6】商品概要

銘柄コード1625
銘柄名(愛称)NF・電機・精密(TPX17)ETF
銘柄正式名称NEXT FUNDS 電機・精密(TOPIX-17)上場投信
連動対象指数TOPIX-17 電機・精密(配当込み)
純資産総額

55億円

信託報酬率年0.352%(税込)
決算日7月15日(年1回)
売買単位1口
最低投資金額1口、38,000円前後
NISA成長投資枠の対象

2025年5月末時点
(出所)野村アセットマネジメント

仮に本ETFの構成銘柄である159銘柄すべてに個別に投資すると、約5,300万円かかります(2025年5月末時点)。一方で、本ETFなら38,000円前後から電気機器や精密機器関連の銘柄にまとめて分散投資ができます。

景気拡大期など、電機・精密セクターへの見通しに応じて、キャピタルゲインを狙える業種別ETFとして、本ETFを「自分流投資」の1つにご検討いただけますと幸いです。

最新の情報は、以下の銘柄詳細ページでご確認ください。
NEXT FUNDS電機・精密(TOPIX-17)上場投信(1625)

業種別ETFシリーズの種類や特徴はこちら:業種別ETFで自分流の投資を極める!

記載されている個別の銘柄については、参考情報を提供することを目的としており、特定銘柄の売買などの推奨、また価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。上記は過去のデータであり、将来の投資成果を示唆あるいは保証するものではありません。

(2025年7月7日作成)

野村アセットマネジメント

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