深掘りETF㉕

NF・ロシア株ETF(1324)の上場廃止に関するQ&A

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ご投資家の皆様へ

平素より、野村アセットマネジメントの商品、サービスをご利用いただきまして誠にありがとうございます。

当社で運用を行なっている「NEXT FUNDS ロシア株式指数連動型上場投信」(以下、「当ETF」といいます)(銘柄コード:1324)について、2022年3月17日以降、東京証券取引所における売買を停止しております。

当社では当ETFの今後の方針について検討を重ねてまいりましたが、今後もロシア株式の取引を行なうことが困難である状況が継続する場合は、当ETFが保有する資金が枯渇する前に上場を廃止することで信託財産を保全し、ロシア株式の取引環境が改善した後に受益者のみなさまに対してご返金することが、受益者の利益に資するとの結論に至りました。

今後、ロシア株式市場の取引環境を注視して参りますが、当ETFが保有する資金の状況等を考慮しまして、2024年11月19日に約款変更の決定を行なった場合には、東京証券取引所の上場廃止基準に該当することになり、同日から整理銘柄に指定された後、2024年12月20日をもって上場廃止となる見込みです。

投資家の皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご了承いただきますようお願い申し上げます。

なお、以下に本件に係るQ&Aを作成いたしましたのでご活用いただければ幸いです。


Q&A

Q1)今後の日程は?

○信託終了日の設定および付随する約款変更に関する日程(予定)
・約款変更の決定:2024年11月19日(火)※
・約款変更適用日:2024年12月20日(金)※
・信託終了日:2050年7月8日(金)※
・償還金支払開始日:2050年7月8日(金)以降※
※信託終了日の設定および付随する約款変更を実施することとなった場合の日程です。信託終了日および償還金支払開始日については、当該信託期間の終了日前に信託を終了させることができる場合は、当該日付を前倒しできるものとします。

○東京証券取引所における売買に関する日程(予定)
・「監理銘柄(確認中)」への指定:2024年8月22日(木)
・「整理銘柄」への指定:2024年11月19日(火)※
・上場廃止日:2024年12月20日(金)※
※信託終了日の設定および付随する約款変更を予定通り実施することとなった場合の日程です。
※受益権の併合および付随する約款変更を実施することとなった場合の日程です。

Q2)なぜこのタイミングなのか。
当ETFは、2022年2月24日以降、設定および解約の申込について受付を停止しており、同年3月17日以降、東京証券取引所における売買も停止となっています。
また、当ETFが組み入れているロシア株式等の評価価格につきましては、同年4月25日以降の評価価格をゼロとしております。
現在まで、ロシア株式の取引を行なうことが困難である状況が長期化している結果、当ETFの上場に関連する費用や有価証券の保管費用等の負担により、当ETFが保有する資金の減少が継続的に見込まれ、資金の枯渇が懸念される状況となっております。そのような状況下においては、上場に関連する費用や有価証券の保管費用等の節減を図り、当ETFが保有する資金が枯渇する前に上場を廃止することで信託財産を保全することが、受益者のみなさまの利益に資すると判断いたしました。

Q3)償還金は2050年7月8日まで受け取れないのか。
ロシア資産に関する取引環境の見通しがつかない中で、早期に信託期間の終了日を定めることは難しく、不透明な情勢を見据えて日付を置くことといたしました。 ただし、当該信託期間の終了日前に信託を終了させることができる場合は、当該日付を前倒しできるものとしております。

Q4)受益者決議は行わないのか。
本件につきましては、投信法施行規則第43条第1号に規定される「真にやむを得ない事情が生じている場合であって、法第二十条第一項において準用する法第十七条の規定による投資信託契約の解約の手続を行うことが困難な場合」に該当するものとし、書面による決議を実施することなく投資信託契約の解約の手続きを行なうことといたしました。なお、「真にやむを得ない事情」とは、投信法施行規則第43条第1号に規定されるもので、当ETFの保有する資金の枯渇が懸念される状況がこれに該当いたします。

Q5)ファンドの保有する資金が枯渇するとどうなるのか。
上場に関連する費用や有価証券の保管費用等をファンドから支払うことができない状況となり、純資産および基準価額がマイナスになる恐れがあります。

Q6)なぜ上場廃止になると資金の枯渇の懸念が解消されるのか。
上場時においては、上場に関連する費用や有価証券の保管費用等の負担が発生しておりますが、上場廃止となることにより、これらの支払いは減免されることとなります。信託報酬やファンドの監査報酬は上場廃止後も発生しますが、ファンドの純資産に対して料率で発生するものなので、上場廃止後に資金が枯渇することはありません。

Q7)上場廃止後の当ETFの受益証券の取扱いはどうなるのか。
上場廃止後の当ETFの株式等振替制度における取扱いに関しましては、現在株式会社証券保管振替機構と当ETFの受益権の取扱いが継続される方向で協議中です。上場廃止後は、ロシア資産の売却およびロシアルーブルの日本円への回金が正常に行なわれる状況となった際に繰上償還を予定しています。償還金の支払いが適切に行なわれるよう、転居や相続が発生した際は、お取り扱い金融機関に対して転居や相続のお手続きは忘れずにご対応ください。

Q8)上場廃止後すぐに繰上償還を行なわないのはなぜか。
上場廃止後すぐに繰上償還を実施すると、償還金はほとんど発生せず、ロシア資産の取引環境の改善後にロシア株式を換金した後に、償還後入金という形でのご返金となります。
償還後入金という形を取ると、ファンドの償還後は、株式等振替制度における取扱いの対象から外れるため、受益者のみなさまの情報を適切に管理することができなくなり、ご返金の確実性が下がることとなると考えております。
そのため、上場廃止後すぐに繰上償還を行なうのではなく、ファンドという形態を維持し続けることで、引き続き株式等振替制度での取り扱いを継続させることが適切であると考えております。

Q9)東証での売買はできるのか。
現時点でロシア株式の取引を行なうことが困難である状況が継続しているため、当ETFの売買は引き続き停止される見込みです。

Q10)当ETFに関する情報は今後どのように取得すればよいか。
当社ウェブサイトまたはNEXT FUNDSサイトで情報をお伝えする予定ですが、詳細が決まり次第お知らせいたします。

本件に関するお問い合わせは電話にて受け付けております。
受付時間:当社営業日の午前9時~午後5時
サポートダイヤル:0120-753104

なお、本件の詳細は、2024年8月22日の適時開示「「NEXT FUNDS ロシア株式指数連動型上場投信」の信託終了日の設定および重大な約款変更の予定並びに監理銘柄(確認中)への指定のお知らせ」にてご確認いただけます。

当ETFに関しましては、当サイトに於いて情報開示に努めて参りますので、投資家の皆様におかれましては、何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

★当該ETFに関する最新情報は以下の頁に掲載しております。
NF・ロシア株ETF(1324)銘柄詳細頁

(2024年8月22日更新)

野村アセットマネジメント

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