銘柄選びのチェックポイント【ETFの選び方②】

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ETFを選ぶ際には、データやチャート(価格推移を時系列に表示したグラフ)に着目するとよいでしょう。

ETFを選ぶ際のチェックポイント①流動性

ETFを選ぶ際にチェックしていただきたいひとつに流動性があります。

ETFとは?ETFのメリットやデメリットの解説でご紹介した通り、ETFは市場でいつでも売買できるのがメリットですが、買いたい時に買って、売りたい時に売るためには、出来高や売買代金が多い等の流動性が重要となります。

例えば、同じTOPIX連動型のETFであっても、売買高や売買代金は銘柄によって異なります。同じカテゴリーのETFがある場合は、できるだけ出来高や売買代金が多いETFを選ぶとよいでしょう。 

TOPIX連動型ETFの月間の売買高・売買代金(2022年12月)

etf_08_img2023-1.png(出所)東京証券取引所

なお、東京証券取引所のウェブサイト上に掲載されている月刊ETF・ETNレポートでは、ETFの売買代金や分配金利回りなどのランキングが確認できます。

ETFを選ぶ際のチェックポイント②乖離率

ETFを選ぶ際のもうひとつのポイントが、そのETFの基準価額と連動を目指す指数との乖離率(かいりりつ)です。指数への連動を目指すETFは、組入銘柄の売買コストやタイミング、運用管理費用(信託報酬)など、様々な要因により指数から下ぶれ(下方乖離)してしまう傾向があります。一般的には、乖離率の小さいETFほど運用が上手いと言えます。
※一般的には下ぶれの要因が多いですが、ベンチマーク指数が配当なしの場合、配当収益分だけ上ぶれ要因になることがあります。

乖離率は、NEXT FUNDS専用サイトの各商品頁のチャートでご確認頂けます。

NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信(銘柄コード:1306)の商品ページ

ETFの乖離率についての詳細は、ETFの3つの価格とは?でご確認いただけます。

ETFを選ぶ際のチェックポイント③チャート

相場動向から株価を予想する場合は、チャートを用います。株価の値動きを見るためには様々なチャートがありますが、最も一般的なチャートにローソク足チャートと移動平均線があります。

ローソク足は、期間によって、日足(ひあし)、週足(しゅうあし)、月足(つきあし)、年足(ねんあし)があります。例えば日足とした場合、その日に最初についた価格を「始値(はじめね)」、最後についた価格を「終値(おわりね)」と言い、始値よりも終値が高い場合は、実体(柱)が白色で陽線(ようせん)、始値よりも終値が低い場合は、実体(柱)が黒色となり陰線と呼びます。

また、ローソク足の上下に伸びている線をひげと呼び、上に伸びているひげの先が高値(たかね)、下に伸びているひげの先が安値(やすね)となります。

始値、終値、高値、安値を4本値と呼び、これを時系列にしたものをローソク足チャートと言います。基本的には、陽線が多ければ上昇相場、陰線が多ければ下降相場となります。

一定期間の終値の平均値をつなぎあわせて合わせて線にしたものを移動平均線と言います。移動平均線には、5日移動平均線、25日移動平均線、50日移動平均線等がありますが、NEXT FUNDSの専用サイトの各商品頁では、各銘柄毎の5日移動平均線と25日移動平均線をご確認頂けます。

移動平均線によって、現在の株価が一定期間の平均に比べどの程度の位置にあるか、株価の流れは上昇相場か、下降相場か、株価の流れが変化したか等を見ることができます。

(2023年1月30日更新)

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