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ファイナンシャルプランナーが伝授する資産形成・資産活用としての株式投資(第2回)

お金は4つに分けて管理する【資産形成②】

この記事は、約3分で読めます

人生には「教育を受ける時期」「仕事をする時期」「引退して以降」と3つのステージがあり、「仕事」のステージでは「引退」のステージに向けて資産形成していくことが大切です、と前回ご説明致しました。ただ、いきなり資産形成と言われても、具体的にどうすればいいのか、戸惑ってしまう方が多いのではないかと思います。

そこで、今回は本格的に資産形成の話に入る前に、「お金は4つに分けて管理する」というお話をしていきたいと思います。

お金を4つに分ける

みなさんは、普段、どのようにお金を管理されていますでしょうか?

「収入を1つの銀行口座に入れてるよ。」
という方もいれば、
「貯蓄用の口座を作って、生活費と貯蓄用を分けて管理してるよ」
など、いろいろな方がいらっしゃるかと思います。

人生のお金を管理していくには、目的に応じて4つに分けるのがよいと考えています。

ふだん使うお金

日常生活費として使うお金で、生活費の1.5ヶ月分程度を生活費用の決済口座に入れておきます。ポイントは、生活費をベースに考えるのであって、収入をベースに考えるのではないということです。

例えば、1ヶ月の手取り収入が40万円、生活費が30万円の人であれば、「ふだん使うお金」は30万円 X 1.5ヶ月で45万円程度ということになります。

とっておくお金

何かあった時のために、とっておくお金です。大きな病気やケガをした時の医療費、あるいは突然のリストラで職を失ってしまった時の生活費など、不測の事態への備えです。

生活費の1年程度を目安にするとよいでしょう。例えば、生活費が1ヶ月あたり30万円の人であれば、360万円ということになります。

もうすぐ使うお金

向こう3年以内くらいの比較的近い将来に予定しているライフイベントがある場合に、それに向けて準備しておくお金です。

・来年結婚する
・2年後には自動車の買い替えを予定している
・自宅を購入してそろそろ築10年になるからリフォームや修繕工事をしなければ!
・結婚20周年を迎える来年には、少し豪華に海外旅行に行きたい

お金のかかるライフイベントを予定していない人は、特に準備する必要はないでしょう。

老後に使うお金

働いて収入のある間に、収入の一部を将来の自分や家族のためにとっておくお金です。前回お伝えした通り、「仕事」のステージは一般的には40年程度あり、その後「引退」のステージとなりますが、人生100年時代と言われる昨今は、引退後が30~40年ほど続くことになります。

現役引退後、公的年金収入のみに頼って生活していくのは、少し心許ないのではないでしょうか。「仕事」のステージである現役時代に稼ぐお金は、「老後に使うお金」でもあることを覚えておきましょう。

以上、お金を4つに分けて考えることについて説明をしてきましたが、それぞれのお金の置き場所としてはどこが適しているのでしょうか。

お金の置き場所

「ふだん使うお金」「とっておくお金」「もうすぐ使うお金」の3つに関しては、普段から使ったり、いざとなったらすぐ使ったりするお金ですから、いつでも使いたい時に使えるようにしておくことが重要です。お金の置き場所としては、普通預金、定期預金、個人向け国債といった元本保証で、必要な時にいつでも引き出すことが可能な商品にしておくのがオススメです(個人向け国債は購入から1年以上経過すれば、いつでも中途換金が可能です)。

では、「老後に使うお金」はどうでしょうか。年齢にもよりますが、10~数十年先に使うことになるお金であれば、十分時間があるかと思いますので、少しリスクを取って投資していくこと、具体的には株式など有価証券への投資も一つの選択肢になるでしょう。

そこで、株式投資についてのご説明に入っていきたいところではありますが、その前に、「老後に使うお金」について、別の視点からもう少し考えてみたいと思います。

次回、「老後に使うお金は、国、職場、自分の順で」をお楽しみに。

(2018年12月作成)

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