話題のナスダック100指数にETFで投資

2025年6月9日更新

これまで日本株への投資が中心だった皆様の中にも、世界一の経済大国である米国株式への投資に興味を持たれている方も多いと思います。特に、GAFAM株を中心とするアメリカのハイテク銘柄に投資したい場合、NF・米国株NASDAQヘッジ無ETF(1545)であれば、外国証券取引口座を開くことなく、2025年4月30日時点で、2万8千円程度で投資をすることができます。

NF・米国株NASDAQヘッジ無ETF(1545)商品概要

NF・米国株NASDAQヘッジ無ETF(1545)は、米国の代表的なハイテク銘柄が多く含まれるNASDAQ-100指数(税引前配当込み)への連動を目指すETFです。ナスダック100指数の上位構成銘柄は、マイクロソフトやアップルなど、米国の代表的なハイテク銘柄で占められています。

銘柄コード1545
銘柄名

NEXT FUNDS NASDAQ-100®(為替ヘッジなし)連動型上場投信
(愛称)NF・米国株NASDAQヘッジ無ETF

純資産残高698.3億円信託報酬率(税込)年0.22%
対象指標

NASDAQ-100指数
(税引前配当込み)

決算日

毎年8月10日
(年1回)

売買単位1口単位上場日2010年8月16日
最低投資金額28,000円程度NISA成長投資枠の対象


※基準日:2025年4月30日時点
(出所)野村アセットマネジメント

<対象指標>ナスダック100指数のご紹介

指数の特徴

米国株式市場の代表的な指数としては、株式市場全体を表すS&P500指数、一部の代表銘柄を抽出したNYダウ30種平均指数、そして、新興企業向けの株式市場であるナスダック市場に上場する全銘柄で構成されるナスダック総合指数があります。ナスダック100指数は、2000銘柄以上で構成されているナスダック総合指数から、金融以外のセクターで時価総額と流動性が最も高い100銘柄程度で構成される指数です。

ポイント① 抜群の実績

ナスダック100指数は1985年1月31日から算出が始まっていますが、1985年2月末を起点に主要指数のリターンを比較すると、図1のようになります。2025年4月までの約40年で、S&P500指数30.7倍に対して158.4倍成長という高いパフォーマンスでした。また、ナスダック100指数の大元の母集団であるナスダック総合指数の61.4倍に対して、2倍以上成長しました。なお、それぞれの指数の推移は図2のようになります。

<図1>米国主要株価指数の年率リターン(期間:1985年2月末~2025年4月末、月次)

2025年4月末現在年率
ナスダック100指数158.4倍13.4%
ナスダック総合指数61.4倍10.8%
S&P500指数30.7倍8.9%
NYダウ工業株30種平均31.7倍9.0%

(出所)ブルームバーグのデータを基に野村アセットマネジメント作成

<図2>米国主要株式指数のパフォーマンス(期間:1985年2月末~2025年4月末、月次)米国主要株式指数のパフォーマンス(期間:1985年2月末~2025年4月末、月次)

(出所)ブルームバーグのデータを基に野村アセットマネジメント作成


ポイント② 上昇相場で他の指数を大きく上回った90年代

ポイント①で比較した4指数の年代別リターンを見たのが図3になります。株式市場の動向としては、1980年代、1990年代は好調に推移し、2000年代にはITバブルを経験、2010年代は再び上昇相場でした。ナスダック100指数の動向を見ると、1990年代のIT相場や足元の2010年代のリターンが良く、1980年代や2000年代は逆に劣勢だったことがわかります。
指数計測以来、高いリターンを残してきましたが、常に上昇を続けていたわけではなく、相場によって特徴が出ていることがわかります。

<図3>米国主要株価指数の年代別リターン(期間:1985年2月末~2025年4月末)米国主要株価指数の年代別リターン(期間:1985年2月末~2025年4月末)

(出所)ブルームバーグのデータを基に野村アセットマネジメント作成


ポイント③ 上位構成銘柄は代表的なハイテク株

ナスダック100指数の上位構成銘柄は米国の代表的なハイテク銘柄で占められており、2025年4月末時点で、全体の半分以上をハイテク関連企業(情報技術、コミュニケーション・サービス)が占めています。また、構成銘柄が100銘柄と限られているため、GAFAM※1を含む上位銘柄だけで多くのウェイトを占めるのも特徴です。
※1GAFAM・・・グーグル(アルファベット)、アップル、フェイスブック(メタ・プラットフォームズ)、アマゾン、マイクロソフトの総称。

<図4>ナスダック100指数の上位10銘柄の構成比率(2025年4月末時点)ナスダック100指数の上位10銘柄の構成比率(2025年4月末時点)

(出所)ブルームバーグのデータを基に野村アセットマネジメント作成

<図5>ナスダック100指数のセクター別構成比率(2025年4月末時点)ナスダック100指数の上位10銘柄の構成比率(2025年4月末時点)

(出所)ブルームバーグのデータを基に野村アセットマネジメント作成

ハイテク株を中心としたナスダック100指数の上位構成銘柄群は高成長銘柄だけに株価も高く(値嵩株)、例えば、ネットフリックスの株価は足元では1,100米ドル以上になっています。そのネットフリックス株に投資する場合は最低でも16万円ほどの資金が必要です。仮に、ナスダック100指数の上位10銘柄全てに取引最低単位である1株ずつ投資する場合は、2025年4月末現在、日本円にして合計約60万円の資金が必要です(1米ドル=143円として算出)。

<図6>ナスダック100指数の上位10銘柄の株価と最低投資金額(2025年4月末時点)

企業名株価(米ドル)最低投資金額(円)※
Apple$212.50¥30,388
Microsoft$395.26¥56,522
NVIDIA$108.92¥15,576
Amazon$184.42¥26,372
Broadcom$192.47¥27,523
Meta$549.00¥78,507
Netflix$1,131.72¥161,836
Costoco$994.50¥142,214
Tesla$282.16¥40,349
Alphabet(Google)
※議決権あり
$158.80¥22,708
合計$4,209.75¥601,994


(出所)ブルームバーグのデータを基に野村アセットマネジメント作成
※最低投資金額は1ドルを143円として計算。

ETFを活用すれば、比較的少ない資金でこうした銘柄群へ分散投資をすることができます。野村アセットマネジメントは、NF・米国株NASDAQヘッジ無ETF(1545)の売買単位を2020年10月28日(水)より10口から1口に変更しました。本ETFを活用すれば、2025年4月30日時点で、2万8千円程度で米国の代表的なハイテク株約100銘柄にまとめて分散投資することが可能です。

また、東京証券取引所に上場している国内上場のETFであるため、日本株と同じ証券口座で、日本時間にリアルタイムで売買できます。投資対象は米国株でありながら、日本円でご投資頂けます。

ぜひ、外国株式への投資の第一歩にNF・米国株NASDAQヘッジ無ETF(1545)をご検討頂ければ幸いです。
為替変動リスクをできる限り低減したい方は、NF・米国株NASDAQヘッジ有ETF(2845)をご検討ください。

最新の情報は、以下の銘柄詳細ページでご確認ください。
NEXT FUNDS NASDAQ-100®(為替ヘッジなし)連動型上場投信(1545)
NEXT FUNDS NASDAQ-100®(為替ヘッジあり)連動型上場投信(2845)

※記載されている個別の銘柄については、参考情報を提供することを目的としており、特定銘柄の売買などの推奨、また価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。上記は過去のデータであり、将来の投資成果を示唆あるいは保証するものではありません。

(2025年6月9日更新/2020年10月28日作成)

野村アセットマネジメント

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