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銀行株にまるごと投資。銀行ETF

2026年6月19日更新

2024年3月に日本銀行が金利正常化(マイナス金利解除)に踏み出して以降、業績改善が期待される銀行株。

今回は銀行株に投資するNF・銀行業(東証33)ETFについて紹介します。

銀行株の特徴

銀行株とは預金や貸付などの「銀行業」を営む企業の株式のことです。銀行には都市銀行や地方銀行、信託銀行やネット銀行があります。また、銀行の中でもグローバル展開している銀行と地域金融を中心にビジネスを行なっている銀行があります。

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金利の影響を受ける景気敏感株

銀行は企業や個人の預金などで貸出金の原資を集め、企業などに貸し出します。この際の預金金利と貸出金利の差は「利ざや」と言い、銀行の大きな収益源泉となっています。そのため銀行株は金利動向の影響を強く受けます。

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※上記はイメージ図です。

また、銀行は銀行同士で短期的にお金の貸し借りをすることでも資金を調達します。調達時の金利よりも高い金利での運用や貸出を行うことで、ここでも利ざやが発生します。貸出金利などの資金運用利回りから預金金利などの資金調達原価を引いて計算される銀行業務全体の利ざやを「総資金利ざや」といい、銀行の収益力を測る指標となります。

銀行株は景気の影響を受けやすい景気敏感株の性質を持ちます。一般的に、景気が良くなり企業活動が活発になると、企業の資金需要が増え貸出が増加するため銀行の収益拡大につながります。日経平均株価などの主要な指数が堅調に推移する中で、金利上昇の期待が加わると、さらに高い指数値の伸び(アウトパフォーマンス)をみせることがあり、景気循環のどの位置にいるかを把握することが重要です。

国債の金利上昇と銀行株の関係

国債の金利が上昇すると銀行の業績が改善すると言われます。それは、貸出金利は国債の金利を参考にして融資先企業との交渉で決定される一方、預金金利は国債の金利に比べて大きく動きにくい政策金利の動きに連動するからです。このため、国債の金利が上昇すると貸出金利と預金金利の差である利ざやが大きくなり、銀行が稼ぎやすくなります。

ただし国債の金利が大きく上がると企業が資金を借りにくくなるために景気減速につながり、マイナスの影響となることもあります。

実際に過去10年の日本の10年国債利回りと東証銀行業株価指数の推移を見てみると、概ね連動していることが分かります。

過去10年の日本の10年国債利回りと東証銀行業株価指数の推移
期間:2016年5月末~2026年4月末、月次
(出所)Bloombergのデータを基に野村アセットマネジメント作成

金利の正常化と銀行株

日本銀行(日銀)は賃金の上昇を伴う2%の物価安定目標の実現が見通せる状況になったとして、2016年9月に導入したイールドカーブコントロール(YCC)を24年3月に撤廃しマイナス金利も解除しました。これにより、17年ぶりに利上げが行われ、日本の金融政策は正常化に向けて大きく転換しました。日銀はマイナス金利解除後も、政策金利の段階的な引き上げを実施しています。

金利上昇は基本的に銀行株にプラスの影響となるため、銀行株にとっては追い風となる環境が続いており、堅調なパフォーマンスが期待されます。

NF・銀行業(東証33)ETF(1615)の魅力

①メガバンクにまとめて少額から投資できる

銀行の中でも特に大きな都市銀行である三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3行を「メガバンク」と呼びます。2026年4月末時点のNF・銀行業(東証33)ETFの組入上位3銘柄がこの3行の持株会社のグループであり、全体の66%の純資産比を占めています。

例えばこれらの銘柄に個別株で投資する場合、最低投資金額が低い三菱UFJフィナンシャル・グループでも28万円程度必要になり、3銘柄すべてに投資する場合には150万円程度必要です。一方、NF・銀行業(東証33)ETFはメガバンクを含む銀行株にまとめて10口、6,000円程度から投資することができます。

NF・銀行業(東証33)ETFの組入上位3銘柄と個別株としての最低投資金額

銘柄コード銘柄名純資産比最低投資金額*
8306三菱UFJフィナンシャル・グループ

29.8%

281,700
8316三井住友フィナンシャルグループ20.1%551,200
8411みずほフィナンシャルグループ16.0%672,200

2026年4月末時点
*2026年4月末時点の各銘柄の終値を使用して計算
(出所)野村アセットマネジメント

②高配当に期待

銀行業は比較的成熟した企業が多く高配当の銘柄が多いことも特徴です。NF・銀行業(東証33)ETFの連動対象指数である東証銀行業株価指数の2026年4月末時点の配当利回りは3.0%でした。5年平均で見ると3.7%という高水準です。

東証銀行業株価指数の配当利回り推移

東証銀行業株価指数の配当利回り推移


期間:2021年5月末~2026年4月末、月次
(出所)Bloombergのデータを基に野村アセットマネジメント作成

③東証業種別指数で見る2025年のパフォーマンス

TOPIX(東証株価指数)の構成銘柄を33業種に分類した東証株価指数33業種の2025年のパフォーマンスを比較すると、「銀行業」は33業種中で第4位の45%という高パフォーマンスでした。

日銀によるマイナス金利解除や利上げを受けて、今後の業績好転が期待され株価が上昇してきたと考えられます。また金融システムの中核を担う銀行業は33業種の中でも時価総額が大きく、市場全体への影響力が高い傾向にあるため、TOPIXの動向を読み解く上でも欠かせない存在といえます。

東証株価指数33業種の2025年のパフォーマンス(上位10業種)

東証株価指数33業種の2025年のパフォーマンス(上位10業種)

期間:2024年12月末~2025年12月末、配当込み指数を使用
(出所)Bloombergのデータを基に野村アセットマネジメント作成

NF・銀行業(東証33)ETF(1615)をチェック!

商品概要

銘柄名NEXT FUNDS 東証銀行業株価指数連動型上場投信
銘柄コード1615信託報酬率(税込)年0.209%
対象指数東証銀行業株価指数(配当込み)
決算日毎年7月15日(年1回)
売買単位10口最低投資金額6,000円程度
純資産総額3,595億円
NISA成長投資枠の対象

2026年4月末時点
(出所)野村アセットマネジメント

組入上位10銘柄

コード銘柄名純資産比
8306三菱UFJフィナンシャル・グループ29.8%
8316三井住友フィナンシャルグループ20.1%
8411みずほフィナンシャルグループ16.0%
7182ゆうちょ銀行4.9%
8308りそなホールディングス4.0%
8309三井住友トラストグループ3.0%
7186横浜フィナンシャルグループ1.3%
8331千葉銀行1.1%
7167めぶきフィナンシャルグループ1.0%
5831しずおかフィナンシャルグループ

1.0%

2026年4月末時点
(出所)野村アセットマネジメント

設定来パフォーマンス

設定来パフォーマンス

期間:2002年4月2日~2026年4月末、日次
(出所)野村アセットマネジメント

【POINT】 NF・銀行(TPX17)ETF(証券コード:1631)との違いは?

野村アセットマネジメントが運用するNEXT FUNDSのETFには、銀行業のETFとしてもう一つ、「NF・銀行(TPX17)ETF」(1631)があります。

連動対象指数は、TOPIX構成銘柄を17業種に分類したうちの「TOPIX-17 銀行」であり、この指数は東証株価指数33業種の「銀行業」指数を利用しています。そのため、組入銘柄はNF・銀行業(東証33)ETF(1615)と同じです。

銘柄コード16151631
ファンド名NEXT FUNDS
東証銀行業株価指数連動型上場投信
NEXT FUNDS
銀行(TOPIX-17)上場投信
愛称NF・銀行業(東証33)ETFNF・銀行(TPX17)ETF
連動対象指数東証銀行業株価指数(配当込み)TOPIX-17 銀行(配当込み)
純資産総額3,595億円194億円
信託報酬率年0.209%(税込)年0.352%(税込)
売買単位10口1口
最低投資金額6,000円程度(10口)33,000円程度(1口)
NISA成長投資枠の対象

銀行株を対象とした指数には「東証銀行業株価指数」以外にも「日経銀行株トップ指数」など様々な指数があります。その中で「東証銀行業株価指数」は、東証に上場する銀行業全般を広くカバーしており、より業界全体の底上げやセクター全体の動向を捉えるのに適した設計となっています。

銀行株は金利環境の変化を受けやすい一方、景気回復や金融政策の正常化の恩恵を受けやすいセクターでもあります。ETFを活用すれば少額から銀行業界全体にまとめて分散投資が可能ですので、ぜひ投資の選択肢の一つとしてご検討ください。

最新の情報は、以下の銘柄詳細ページでご確認ください。
NEXT FUNDS東証銀行業株価指数連動型上場投信(1615)
NEXT FUNDS 銀行(TOPIX-17)上場投信(1631)

記載されている個別の銘柄については、参考情報を提供することを目的としており、特定銘柄の売買などの推奨、また価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。上記は過去のデータであり、将来の投資成果を示唆あるいは保証するものではありません。

(2026年6月19日更新/2025年1月30日作成)

野村アセットマネジメント

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