New Product

NF・欧州株ユーロ・ストックス50ヘッジ無ETF、NF・ドイツ株DAXヘッジ無ETF、上場

NEXT FUNDSより、新たに「ユーロ・ストックス50® 指数(TTM、円建て、税引後配当込み)」と「DAX®(ドイツ株価指数)(TTM、円建て、税引後配当込み)」を連動対象とする、為替ヘッジなしのETFが東京証券取引所に上場します。

同指数に連動するヘッジありETFは既にNEXT FUNDSシリーズより上場しています。今回の上場により、投資家の皆様にはこれら2指数に連動する欧州株ETFについて、為替ヘッジの有無を選択していただけるようになります。

商品概要

銘柄名

NEXT FUNDS ユーロ・ストックス50指数(為替ヘッジなし)
連動型上場投信

愛称

NF・欧州株ユーロ・ストックス50ヘッジ無ETF

銘柄コード486A信託報酬率(税込)年0.198%※
対象指標

ユーロ・ストックス50® 指数(TTM、円建て、税引後配当込み)

決算日毎年6月、12月の8日(年2回)
売買単位1口最低投資金額*2,000円程度(1口)
NISANISA成長投資枠対象


※2025年12月15日(設定日)時点
*2025年12月17日上場当初の最低投資金額

銘柄名

NEXT FUNDS ドイツ株式・DAX(為替ヘッジなし)
連動型上場投信

愛称

NF・ドイツ株DAXヘッジ無ETF

銘柄コード487A信託報酬率(税込)年0.198%※
対象指標

DAX®(ドイツ株価指数)(TTM、円建て、税引後配当込み)

決算日毎年6月8日(年1回)
売買単位1口最低投資金額*2,000円程度(1口)
NISANISA成長投資枠対象


※2025年12月15日(設定日)時点
*2025年12月17日上場当初の最低投資金額

欧州とその経済規模

欧州とは、ユーロ圏、英国、北欧、東欧の4つの地域を含んでいます。

この中でも特に経済規模が大きいのが、ユーロ圏です。ユーロ圏とは欧州連合(EU)の加盟国のうち、統一通貨である「ユーロ」を導入している国で形成される経済圏のことを指し、金融政策についても、ECB(欧州中央銀行)が国の枠を超えて管轄しています。

ユーロ圏は世界の名目GDPの14.7%を占め米国、中国に次ぐ規模を誇ります。中でもドイツは名目GDPの約4.2%を占め、ユーロ圏で最も大きい、世界第3位の経済規模となっています。

【図表1】各国の名目GDPの割合(2024年)

各国の名目GDPの割合(2024年)

(出所)財務省(https://www.mof.go.jp/)「主要経済指標」を基に野村アセットマネジメント作成

ユーロ・ストックス50指数とDAX指数のご紹介

ユーロ・ストックス50指数

ユーロ・ストック50指数は、ユーロ圏の各業種の代表銘柄をバランスよく組み入れた主要50銘柄で構成される指数です。

国別の構成比率ではフランスが最も多くを占め、次いでドイツ、オランダが続きます。前述の通り、GDP比率ではドイツの占める割合が大きいのですが、指数構成比はやや異なります。

【図表2】ユーロ・ストックス50指数の構成国比率(2025年9月末時点)

ユーロ・ストックス50指数の構成国比率(2025年9月末時点)

【図表3】ユーロ・ストックス50指数の業種別比率(2025年9月末時点)

ユーロ・ストックス50指数の業種別比率(2025年9月末時点)

【図表4】ユーロ・ストックス50指数の構成上位10銘柄(2025年9月末時点)

銘柄名業種比率
ASMLホールディング情報技術オランダ8.1%
SAP情報技術ドイツ5.8%
シーメンス産業用製品・サービスドイツ4.3%
アリアンツ保険ドイツ3.4%
シュナイダーエレクトリック産業用製品・サービスフランス3.4%
サンタンデール銀行銀行スペイン3.3%
LVMH(モエヘネシー・ルイヴィトン)一般消費財・サービスフランス3.3%
トタルエナジーズエネルギーフランス2.9%
エアバス産業用製品・サービスフランス2.9%
サフラン産業用製品・サービスフランス2.8%


(出所)STOXX Ltd.のデータを基に野村アセットマネジメント作成

DAX指数

DAX指数は、ドイツ・フランクフルト証券取引所に上場する大手優良株40銘柄で構成される指数です。

特に近年では財政規律の緩和など、財政政策の転換から景気拡大への期待が高まり、投資家から注目されています。

【図表5】DAX指数の業種別比率(2025年9月末時点)

DAX指数の業種別比率(2025年9月末時点)

【図表6】DAX指数の構成上位銘柄(2025年9月末時点)

銘柄名業種比率
SAP情報技術13.9%
シーメンス産業用製品・サービス10.3%
アリアンツ保険8.3%
エアバス産業用製品・サービス7.0%
ドイツテレコムコミュニケーション・サービス6.1%
ラインメタル産業5.5%
ミュンヘン再保険保険4.3%
シーメンス・エナジー産業4.2%
ドイツ銀行保険3.5%
インフィニオン テクノロジーズ情報技術2.6%


(出所)STOXX Ltd.のデータを基に野村アセットマネジメント作成

欧州株の特徴

パフォーマンス推移

近年欧州経済は、製造業に強いドイツを筆頭に、ウクライナ情勢の悪化によるエネルギー価格の上昇などの影響を受けてきました。しかし、長期的な視点で推移を確認してみると、欧州株も苦しい状況を乗り越えながら、着実に上昇してきていることが分かります。

【図表7】各国指数のパフォーマンス推移

各国指数のパフォーマンス推移

期間:2016年11月末~2025年10月末、月次
※税引後配当込み指数を円換算して使用
(出所)ブルームバーグのデータを基に野村アセットマネジメント作成

暦年リターン

暦年リターンを確認すると、2025年はユーロ・ストックス50、DAX共にS&P500を上回っており、欧州株が好調であることも読み取れます。

【図表8】各国指数の暦年リターン

各国指数の暦年リターン

※税引後配当込み指数を円換算して使用。2025年は10月末時点で計算。
(出所)ブルームバーグのデータを基に野村アセットマネジメント作成

配当利回り

業種構成の違いも一つの要因となり、欧州株は相対的に高い配当利回りとなっています。ユーロ・ストックス50、DAXいずれも日本株、米国株と比較して高い配当利回りを継続してきました。値上がり益に加えて、インカムゲインの獲得も狙いたい投資家にとって、欧州株の高い配当利回りは魅力の一つかもしれません。

【図表9】各国指数の配当利回り

各国指数の配当利回り

期間:2015年11月末~2025年10月末、月次
※配当込み指数を使用
(出所)ブルームバーグのデータを基に野村アセットマネジメント作成

「為替ヘッジなし」と「為替ヘッジあり」の比較

図表10は、ユーロ・ストックス50とDAXの為替ヘッジなしとありのパフォーマンス推移を比較した図です。「為替ヘッジなし」と「為替ヘッジあり」はどちらがよいというものではありません。

為替変動の影響を受けた価格変動(比較的リスクが大きい)を受け入れられる人や今後円安に進むと考えている人、もしくは、通貨分散をしたい人は"為替ヘッジなし"を選ぶのがよいでしょう。

一方、為替変動の影響を極力減らし、投資対象資産の値動きのリスクのみで運用したい(リスクを抑えたい)人や今後円高に進むと思う人は「為替ヘッジあり」を選ぶとよいでしょう。

【図表10】為替ヘッジなし・ありの指数のパフォーマンス比較

為替ヘッジなし・ありの指数のパフォーマンス比較

期間:2016年11月末~2025年10月末、月次
※税引後配当込み指数を使用
(出所)ブルームバーグのデータを基に野村アセットマネジメント作成

投資家の皆様へ

今回、2本のETFが新たに上場することにより、NEXT FUNDSでは欧州株への投資に、為替ヘッジ「なし」「あり」をお選びいただけるようになりました。欧州の株式をより手軽にご投資いただく手段として、NEXT FUNDSシリーズをご活用いただければ幸いです。

<関連銘柄>
NF・欧州株ユーロ・ストックス50ヘッジ有ETF(証券コード:2859)
NF・欧州株ユーロ・ストックス50ヘッジ無ETF(証券コード:486A) NEW 
NF・ドイツ株DAXヘッジ有ETF(証券コード:2860)
NF・ドイツ株DAXヘッジ無ETF(証券コード:487A) NEW 

<指数の著作権等について>
・DAX®(ドイツ株価指数)(TTM、円建て、税引後配当込み)(以下、当インデックス)は、STOXX Ltd.、ISS STOXX Index GmbHまたはそれらのライセンサーの知的財産(登録商標を含む)であり、ライセンス契約に基づき使用されています。NEXT FUNDS ドイツ株式・DAX(為替ヘッジなし)連動型上場投信は、STOXX Ltd.、ISS STOXX Index GmbH、および同社のライセンサー、リサーチパートナー、またはデータプロバイダーによって出資、宣伝、販売、その他いかなる方法による支援も受けておりません。STOXX Ltd.、ISS STOXX Index GmbH、および同社のライセンサー、リサーチパートナー、またはデータプロバイダーは、当インデックスまたはそのデータにおけるエラー、不備、中断に関して(過失の有無を問わず)全般的にも具体的にも一切の保証も責任も負いません。
・ユーロ・ストックス50® 指数(TTM、円建て、税引後配当込み)(以下、当インデックス)は、STOXX Ltd.、ISS STOXX Index GmbHまたはそれらのライセンサーの知的財産(登録商標を含む)であり、ライセンス契約に基づき使用されています。NEXT FUNDS ユーロ・ストックス50指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信は、STOXX Ltd.、ISS STOXX Index GmbH、および同社のライセンサー、リサーチパートナー、またはデータプロバイダーによって出資、宣伝、販売、その他いかなる方法による支援も受けておりません。 STOXX Ltd.、ISS STOXX Index GmbH、および同社のライセンサー、リサーチパートナー、またはデータプロバイダーは、当インデックスまたはそのデータにおけるエラー、不備、中断に関して(過失の有無を問わず)全般的にも具体的にも一切の保証も責任も負いません。

(2025年11月21日作成)

野村アセットマネジメント

ETF投資家が知っておくべきETFの仕組みや選び方、またETFの投資家動向などの最新情報について分かりやすく解説します。

特集:<成長投資枠>NISAに、新定番のETF
はじめよう、ETFで高配当生活!
特集:成長する半導体市場を捉えるならETFで世界分散投資!

関連記事

よく読まれている記事

記事カテゴリ